皆さんこんにちは!こども起業塾第6回の当日の様子をお届けします。
今回は、特別課外授業です。場所は、淡路島。ブローチに使用する粘土を提供いただいている近畿壁材工業 様を訪問しました。
今回の授業内容
第6回 6/1(土)「特別課外授業 企業の想いを知ろう」
前半 近畿壁材工業 濵岡社長による講演
後半 土壁ワークショップ『土×〇〇で社会課題を解決しよう』
前半
近畿壁材工業 濵岡社長による講演
近畿壁材工業は、創業大正元年の100年以上続いている老舗塗り壁メーカーです。伝統的な日本の塗り壁を守りながら、現代建築の要望に応える商品開発を行っておられます。現代建築やアートを取り入れながら、かっこいい塗り壁を提供しています。そんな、歴史ある近畿壁材工業を訪問しました。



午前は、近畿壁材工業 濵岡社長に講演をしていただきました。子どもたちを惹きつけながら、近畿壁材の事業内容をお伝えいただきました。
・今までのビジネスモデルだと、卸売業者に商品を営業をしていましたが、それだと施主さんが本当に求めている商品がわからないという状態になっていました。ニーズが掴めないと、本当に喜んで買ってもらえる商品が作れません。だから、直接、施主さんに営業を掛けるビジネスモデルに転換しました。
・どんなに土壁の魅力や機能性を説明しても、売れません。「高性能なバケツ」をいくら説明されても買おうと思いませんよね。商品の「なんかいいな」を感じてもらう仕掛けが必要です。かっこいい土壁を見て、触って、感じてもらって、うちの壁にも使いたいなと思ってもらえる工夫をしています。



エネルギッシュに近畿壁材の事業内容を話していただき、子どもたちも興奮して話を聞いていました。リアルな企業の仕組みや戦略を聞いて、経営の難しさと面白さを感じているようです。
後半
土壁ワークショップ『土×〇〇で社会課題を解決しよう』
後半は、ワークショップです。土×〇〇で社会課題を解決するアイデアを考えてもらいます。
頭を使う前に、体を使って、土を感じてもらうために、塗り壁体験をさせていただきました。
土壁に使う材料は、「粘土、藁、砂」の3つのみです。最古の木造建築といわれる法隆寺の土壁も、この3つの材料でできています。この3つの材料を混ぜて、「こて」と「こて板」を使って、塗っていきます。こてに土を乗せるのが結構難しく、子どもたちは「土がこてにのらない!」、「めっちゃ落ちる!」と苦戦しているようでしたが、慣れてくるとみんな時間を忘れて夢中になって、塗っていました。





体験後は部屋に戻り、アイデア提案のワークショップをしました。土を使って社会課題を解決するアイデアを頭をひねりながら考えます。






「土壁の雰囲気は癒されるから、地域のみんなが集まれる癒し空間を作ったらどう?」
「土と微生物を使って、食糧を確保しやすい土壌に改善できないかな?」
「細かい土は多孔質でデトックス効果があるから、毒素を出す健康食品は?」
などなど環境問題にはじめ、食料、教育、地震、地域コミュニティなど、様々な切り口で考えていました。
濵岡社長からは、
「何か課題を解決するとき、今あるものを代用しようとしがちだけどそれだとなかなかうまくいかない。今すぐ実現できるかわからなくても、今はない新しいものを生み出す思考が大事です。」
「難しいことだけど、お客さんの悩みを解決するような喜んでもらえる商品、自分の社員が自信をもって提供できる商品を作ることが会社を長く経営するために必要です。」
子どもたちの感想には、
・お客さんのニーズを直接聞くことが大事だし、難しいことがわかった。
・伝統的な会社だと思っていたが、むしろ新しいものを取り入れて、最先端をいく会社で驚いた。
・アイデアを出すときに、「今あるものじゃなくてもいいよ」と社長さんがおっしゃっていて、新しいものを生み出すことは起業するにあたって、大切な考え方だなと学びました。
次回は、商品の生産過程に入っていきます。
次回もお楽しみに!