「得意に出会うコース」の前期を締めくくる一大プロジェクト、企業への企画提案プレゼンテーションを行いました。子どもたちが挑戦したのは、JR新大阪駅の商業施設「アルデ新大阪」様が抱える、実在の課題です。
”ついつい寄りたくなる”アルデひろばを考えよう!
新大阪駅2階「アルデ新大阪」内の催事スペース「アルデひろば」は大阪の玄関口として、日々多くの人が行き交うこの場所です。しかし、その多くは乗り換えなどで通過するだけで、足を止めてもらうことが難しいという課題がありました。
子どもたちに与えられたミッションは、「どうすれば、駅の利用者が”ついつい寄りたくなる”魅力的な場所になるか?」というものです。この課題に対し、子どもたちはチームで解決策を探り、アルデ新大阪の担当者様へ直接プレゼンテーションを行います。
課題解決への道のり
プレゼンに至るまで、子どもたちは数回にわたって「ブランディング」をテーマに学びを深めてきました。
①マーケティングの探求: まずは、「売れる仕組みづくり」であるマーケティングの基本を学びました。お客様のことを深く理解し、どうすれば価値が伝わるのかを考えました。
②現状分析: チームで実際に現地調査を行い、人の流れや客層、施設の様子などを観察・分析しました。表面的な情報だけでなく、「なぜそうなっているのか?」という本質を考えることで、課題の核心に迫っていきます。
③戦略を立てる: 分析した情報をもとに、「誰に」「何を」「どのように」届けるのか、具体的なターゲットを設定し、戦略を練り上げていきました。その企画が「本当にうまくいくか?」という根拠を明らかにすることを大切にしました。
心を動かすプレゼンへ。子どもたちの熱意と成長
緊張感が漂う中、各チームはこれまで練り上げてきた企画を、自分たちの言葉で熱意を込めて発表しました。「最初の10秒が勝負」という心得のもと、身振り手振りを交えながら、どうすればこの場所がもっと良くなるのかを一生懸命に伝えました。
質疑応答では、審査員の方々から鋭い質問も飛び交いましたが、自分たちの考えを堂々と述べていました。
今回の企業提案プロジェクトを通して、子どもたちはビジネスの面白さと難しさ、そしてなにより「誰かの困りごとを解決したい」という想いを形にする喜びを、身をもって体験しました✨




