第4回となる今回は、「そこで学ぶ人が、どんな表情で、どんな動きをし、何を感じているか」という“人の活動”をとことんイメージし、「自分たちが行きたくなるの学び場」を設計していきました。
今回の授業内容
第4回 11月8日(土)
【計画】活動をイメージしてスケッチしよう
人の「活動」をとことんイメージする!
今回の授業で、講師の建築士が子どもたちに伝えた一番大切なポイント。それは、「活動(人の動きや感情)をとことんイメージすること!」 でした。
ただカッコいい建物を考えるのではなく、そこで学ぶ人たちが「どんな表情で」「どんな動きをして」「何を感じているか」を想像し尽くす。その「活動」や「想い」 こそが、空間デザインの出発点になることを学びました。
アイデアをカタチに、活動から空間を考える
まずは、自分が設計したい「学び場」で、「どんな活動が行われているか?」 そして 「それはどんな空間か?」 を具体的に言葉にしていくワークに取り組みました 。
まずは個人で、自分が行きたい学び場や、そこで行われる活動のイメージをとことん書き出す 。次にチームで共有し、仲間のアイデアとすり合わせる 。
「静かに集中できる場所」
「みんなでワイワイ議論できる場所」
「自然の中でリラックスできる場所」
など、子どもたちからは、自分たちが本当に「学びたい」と感じる多様な活動イメージが溢れてきました。
スケッチで「想い」を表現する
活動のイメージが固まったら、いよいよそれを「空間」としてスケッチに落とし込みます。
「この活動のためには、天井は高い方がいいね!」
「こっちのエリアとこっちのエリアは、どう繋げよう?」
「窓を大きくして、外の景色が見えるようにしたい!」
講師からのアドバイスも受けながら、チームで議論し、試行錯誤を重ねます。 最後は、設計講師の佐藤先生が一人ひとりの想いを聞きながら、自分たちの「学び場」のアイデアを1つの地図に落とし込みました。どのチームも、なぜそのデザインにしたのか、そこでの「活動」のイメージをしっかりと伝えてくれたのが印象的でした。
今回の授業では、「活動」という視点から空間をデザインする、建築家にとって非常に重要な思考プロセスを学びました。今後も子どもたちの「考える力」と「表現する力」をさらに伸ばしていけるよう、私たち講師も全力でサポートしていきます。
次回のレポートも、どうぞお楽しみに!




