こども建築塾1年目A日程の第7回授業が開催されました!✨ 今回のテーマは、「【防災】安心安全な建物を知ろう」と「【構造】安全性と快適性を両立した建物を設計しよう!」です。
私たちは豊かな自然に囲まれて暮らしていますが、時には地震のような厳しい自然の一面に向き合うこともあります。建築家にとって、そこに住む人の命を守る「安心安全」は、何よりも優先される大切な使命です。
今回は、実験や模型づくりを通して、子どもたちがプロの建築士と一緒に「本当に強い建物」を考えました。
今回の授業内容
第7回 12月20日(土)
【防災】安心安全な建物を知ろう
【構造】安全性と快適性を両立した建物を設計しよう!
地震の歴史から学ぶ、日本の自然との共生
午前の授業では、まず日本の地震の歴史を振り返りました。阪神・淡路大震災や能登半島地震などの被害事例を見ながら、なぜ建物が壊れてしまったのか、どうすれば防げたのかを学びます。
プリンと粘土で実験!地盤と揺れの関係
地盤による揺れの違いを学ぶため、子どもたちは「プリン」と「粘土」を使った実験に挑戦しました。
プリン(柔らかい地盤): ぷるぷると大きく、長く揺れ続ける。
粘土(固い地盤): 揺れがすぐに収まり、安定している。
この実験を通して、建てる場所(地盤)の特性を知ることが、安心な設計の第一歩であることを感覚的に掴めたのではないでしょうか。
自然界にヒントが!「構造」の不思議
次に、自然界にある「安心安全なカタチ」を建築にどう活かすかを考えました。 木や骨、卵の殻のような自然界の形は、実はとても理にかなった強い構造をしています。子どもたちはグループでワークシートを使いながら、モントリオール・バイオスフィアやグラングリーン大阪といった実例と結びつけ、その繋がりを追求していきました。



「安心安全な空間」をカタチに
午後は、これまでの学びを総動員した模型づくりです!今回のミッションは、「高さ40cm以上」で、「重さと揺れに強いみんなが集まる空間」をつくること。
限られた材料(ひのき棒、ひも、粘土など)をどう組み合わせれば強くなるのか、各チームで作戦会議が始まります。
完成したら、模型を実際に揺らして強度を確かめます。模型に重り(粘土)を乗せていき、何グラムまで耐えられるか、どれだけ高く作れるか実験しました。



生徒の感想(模型作りで工夫したこと)
📍紐をつかって、グラグラしたところを引っ張ってグラグラしないようにした。(小4女子)
📍木のように、模型の底を木の根っこの形にした。(小6女子)
📍紐と粘土の両方を組み合わせて、三角形の構造を使った。(中1女子)
今回の授業では、地震という厳しい現実を直視した上で、それを乗り越えるための「技術」と「知恵」を学びました。 ただ強いだけでなく、みんなが集まって心地よく過ごせる空間を追求する。そのプロセスを通して、「自ら考え、想いを言葉にし、仲間と認め合う力」を大きく伸ばしてくれたと感じています。
次回は、再び彩都の山へ調査に向かいます!自分たちの足で歩き、五感で感じた現地のポテンシャルを、今度はどのような設計へと昇華させていくのでしょうか。
次回のレポートもお楽しみに!
