今回は、文部科学省(https://www.mext.go.jp/)および株式会社ロフトワーク様(https://loftwork.com/jp/)をお招きした特別回です。 国が進める教育のビジョンや、全国の革新的な事例を直接学ぶことで、子どもたちの設計案をより社会的な視点へと引き上げていきます。

今回の授業内容
第8回 1月10日(土) 

【設計】最先端の学び場を設計しよう①

国のビジョンと世界の事例から学ぶ「新しい学びのカタチ」

午前の部では、文部科学省とロフトワーク様より、現代の教育現場で起きている「生々しい変化」についてお話しいただきました 。

「Society 5.0」時代の学校とは?
文部科学省の扇谷様からは、私たちが目指すべき未来社会「Society 5.0」において、学校が単に知識を教わる場所ではなく、「予期せぬ何かに出会える場所」へと進化していることが語られました 。

個別最適な学び: 一人ひとりの興味・関心に応じた学び 
協働的な学び:多様な他者と協力して新しい価値を生み出す学び 

これらを実現するための「柔軟で創造的な学習空間」の重要性を、多くの子どもたちが真剣な表情で受け止めていたのが印象的でした 。

街ごとキャンパスの衝撃
ロフトワークの田辺様からは、2026年開校予定の「Co-Innovation University (CoIU)」の事例が紹介されました 。 巨大な校舎を一つ作るのではなく、飛騨古川の「街全体をキャンパスと見なす」という斬新な構想です。この事例は、宇陀市という広大なフィールドを活かして設計を進める子どもたちにとって、大きな刺激となったのではないでしょうか。

宇陀のポテンシャルを「学び」に翻訳する

事例紹介の後は、いよいよ自分たちの設計に落とし込むワークです 。 各グループごとに前回の現地調査で得た体感も踏まえ、「どんな活動が生まれ、そこから何を学べるのか」という論理的な視点で整理していきました。
そして、どんなエリアにしたいか、各エリアごとのコンセプトを決めました。

「森」チーム:野生に学ぶエリア 
「川」チーム: 生態系の豊かさを学べるエリア 
「田」チーム: 体験型自然学習ができるエリア~宇陀の農から命の大切さを学ぶ~ 
「中央」チーム:体感し、新しい学びを共に生み出すエリア

ご紹介いただいた様々な事例を参考にしながら、自分たちはどんなエリアを作りたいか、どんな学びができるか議論を重ねました。

生徒の感想

📍空気の通り道や太陽の当たり方などを考えて、みんなに使ってもらえるようにしたい。(小6男子)

📍地域との境界を無くすことで、得られる学びがあることに気づいた。(中3男子)

📍事例紹介を聞いて、土地や人の良さを最大限に引き出されていると思いました。(高2女子)

今回の授業を通して、子どもたちは「自分の理想」だけでなく、「社会や地域が求めている価値」という、より広い視点で建築を捉え直すことができました 。文部科学省やロフトワークの皆様からいただいた「こんな学び場をぜひ作ってほしい!」という熱い期待は、子どもたちにとって大きな原動力となったことでしょう 。

次回の第9回からは、いよいよ最終成果発表に向けた本格的な模型・パネル制作が始まります 。 1/2000スケールの巨大な敷地模型を全員で作り上げ、一人ひとりのこだわりを詳細模型で表現していきます 。
次回もお楽しみに!

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