今回は、大阪・関西万博のクラゲ館の設備設計に携わった京都工芸繊維大学 特任准教授 菅健太郎先生にお越しいただき、「環境設備」という視点でお話していただきました!太陽の熱や光をどう防ぎ、どう活かすかを考えながら模型作りに挑戦しました!
今回の授業内容
第6回 6/7(土)
【環境】環境模型を作って実験してみよう
【実験】実験結果をもとに、設計案をブラッシュアップしよう
環境模型をつくろう!
㈱類設計室 大阪設計室 設備設計部の花塚さんと玉田さんにも講師として登壇していただき、太陽から届く光には「直達日射」と「天空日射」の2種類があること、明るさを表す数値(照度:ルクス ㏓)があることを学びました。
今回の環境模型のテーマは『万博に来た人々を熱中症から守る建築を考えよう』です。
太陽の熱による温度の変化をどれだけ抑えられるか、明るすぎず暗すぎない模型を作れるかが実験の評価の軸でした。
生徒たちは用意されたたくさんの素材を見ながら、どうやって光を遮るか、どうやって光を取り込むか、どうやって涼しくて快適な空間を作るか考えます。粘土、アルミホイル、メラミンスポンジ、木の板、水風船、などの様々な素材をチームによって選択し、素材を活かしながらいろんな形に変えて作成していきます✨
実験しながら設計案をブラッシュアップしよう
太陽光再現装置を用いて太陽を再現し、実験を行いました!実験内容は、太陽光再現装置にて3分間光を当て続けます。その間何度温度が上昇するか、照度1000㏓以上であるかどうかを調べました。温度の変化を低く抑えられるかどうかが今回のポイントです!
生徒たちは実験と検証を繰り返しながら設計案をブラッシュアップしていきます🔥素材を変えながら実験をしていくなかで、壁をつくる場所や光の入れ方が温度上昇に影響を与えるということに気づくなど、どのチームもみんなでアイデアを出し合いながらよりよい環境模型作りに挑戦していました!




これまでにはなかった建築において“環境”という新しい視点がはいったことで難しさや面白さを感じた生徒が多かったのではないでしょうか。次回は、大阪ガス実験集合住宅NEXT21へ見学に行きます!
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