「子どもに幸せになってほしい」。多くの保護者のみなさまが抱く想いです。そのためには、どんな環境にあっても、たくましく生き抜く力を身につけてほしいと願われると思います。では、これからの時代、どのような力が必要なのでしょうか?全国の保護者の意識と、社会(経済界)の意識、義務教育の変化をご紹介します。
親が子どもに身につけさせたい力は「非認知能力」
親の想いを紐解いた全国アンケート調査結果(学研ホールディングスの調査)を紹介します。
全国20代~50代の親を対象にした調査「学研:家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」によると、「子どもに身につけさせたい力」は、1位「社会生活に必要なマナー」80.6%、2位「人の意見を受け止めたり、自分の考えを適切に伝える力」78.3%、3位「様々な情報をうのみにせず、自分で考えたり判断する力」78.0%、4位「様々な事に関心を持ち、自ら調べたり学ぶ姿勢」77.0%など、非認知能力が上位を占めました。「非認知能力」とは、数値で測れる学歴やIQなどとは異なり、目に見えず数値化しにくい内面のスキルのことを指します。
ついで、「自分独自の発想や創造力」「他者とかかわり、チームで協力しながら活動する力」「他者に頼らず、自らすすんで物事に取り組む姿勢」が続き、創造力・協調性・コミュニケーション能力・主体性も重視されています。こちらも非認知能力です。
<参考>「学研:家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」結果を公開いたしました
社会が未来の子どもたちに身につけてほしい力とは?
実際に社会(経済界)から求められている能力も、学力テストではかりにくい「非認知能力」です。
経済産業省と大企業・有識者の方々で議論され2022年5月に発表された「未来人材ビジョン」では、「これから求められる人材像」について以下のように述べられています。
次の社会を形づくる若い世代に対しては、
「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」
「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」
「グローバルな社会課題を解決する意欲」
「多様性を受容し他者と協働する能力」
といった、根源的な意識・行動面に至る能力や姿勢が求められる。
(経済産業省「未来人材ビジョン」17ページより)
また、同資料では、2050年に求められる能力を推計しています。
先行調査で「意識・行動面を含めた仕事に必要な能力等」を56項目に全体整理し、

先行研究で「意識・行動面を含めた仕事に必要な能力等」を56項目に全体整理
2015年から比較して、2050年には社会の能力需要がどのように変化するかを比較しています。「問題発見力」「的確な予測」「革新性」「的確な決定」「情報収集」「客観視」など非認知能力が上位を占めています。

56の能力に対する需要(経済産業省「未来人材ビジョン」より)
<参考>経済産業省ホームページ 未来人材ビジョン(2022年5月)(PDF形式:2,560KB)
日本の教育も変わりはじめています
<参考>学校指導要領「生きる力」:文部科学省

また、未来人材ビジョンでは、「好きなことに夢中になれる教育への転換」を提唱しており、「学校だけに多くの役割を求めるのは現実的ではない。学校の外で多様な才能を開花させる「サードプレイス」を広げるべきである(82ページ)」とも述べられています。社会全体が協力して、多様な教育の場を整備・連携していく重要性についても言及されています。
未来に必要な力「非認知能力」を伸ばす習い事は?
「非認知能力」を伸ばすにはどのような経験を子ども時代に積んでおくのがよいのでしょうか。
水泳、ダンス、ものづくり、音楽、自然体験、などさまざまありますね。本物の「しごと」の世界に触れるしごと学舎もおすすめです。
しごと学舎にはものづくりデザインコースの「こども建築塾」と、ビジネスコースの「こども起業塾」があります。2023年にキッズデザイン賞を受賞し「子どもたちの創造性や未来を育むデザイン」として表彰していただきました。
ものづくり・デザインコース「こども建築塾」
設計事業部で第一線で活躍する一級建築士が講師を務める「こども建築塾」。デッサン、デザイン、模型製作に限らず、プレゼンや建築実践も。創造性、数や比の感覚、空間把握力などだけでなく、協調性やプレゼン力もみにつきます。
ビジネスコース「こども起業塾」
シリコンバレー発の起業家マインドを学ぶ「こども起業塾」。注目されつつあるアントレプレナーシップ教育で、世界100か国85万人が学ぶカリキュラム(Bizworldと共創)です。チームビルディングから、商品企画、投資家にピッチし資金調達したり、最後は販売まで行うなど、一からビジネスを実践します。本物の投資家や銀行の方を招き、プロから直接学ぶ機会も設けています。
受講したみなさまからは、意欲が上がった、人前で話すことが苦手じゃなくなった、学校で「人をまとめるのが上手だね」と言われたなど、いわゆる「非認知能力」の伸びを感じたというお声を多くいただいています。
半年12回のカリキュラムで、受講をご検討の方に向けて授業体験も受け付けています。
お気軽にお問合せください。
しごと学舎とは?
株式会社類設計室教育事業部(1975年設立)が提供するプログラムです。類設計室教育事業部は、50年前から「教育は子どもたちへの最高の贈り物」だと考え、子どもたちの「将来に生きる本物の力」を育てる教育を志してきました。現在は、学習塾・自然体験教室・フリースクールを運営しています。
2023年に新規開講した「しごと学舎」は、子どもたちが20歳になったとき、自信をもって社会に羽ばたける力と経験を届けたい、そう考えてスタートしました。仲間と夢中になり、成功も失敗もまるごと経験する中で、一人ひとりの社会で活きる力を育くんでいきたいと考えています。